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久しぶりに「泣ける」映画が公開される。ラストで号泣というよりは、家族を探し続ける少年の強くて真直ぐな想いに、随所でうるっとくる「泣き」の作品だ。主演は『ネバーランド』で好演したフレディ・ハイモア。彼の純粋で透明感のある演技に心をわしづかみにされてしまう。
顔も名前も知らない両親と自分は、心に聞こえてくる音を通じてつながっていると強く信じ、施設で孤独な日々を過ごすエヴァン。ある日、音に導かれ施設を抜け出した彼は、元ストリート・ミュージシャンのウィザードと出会い、ギターで自分を表現することを知り、また聖歌隊の少女から楽譜の読み方を習ったことをきっかけに、両親へのあふれる想いを音符に託しはじめる。孤独だった彼は、たくさんの人達と知り会うことで音楽の才能を開花させ、人として成長していく。その頃、死産だったと知らされていたエヴァンの母ライラも、彼が生きていることを知り、彼の行方を探し始める。そしてライラとの仲を引き裂かれサンフランシスコにいた父のルイスも、運命に導かれるようにニューヨークへやって来る。果たして彼らは再会することができるのか!?
感動的なストーリーをさらに盛り上げるのは、やはり音楽だ。本年度アカデミー賞では主題歌賞にもノミネートされている。クラシック、ロック、ゴスペルなど様々なジャンルの音楽が作中を交錯し、新たな感動を呼び起こす。この感涙の奇跡をハンカチ必携でぜひ観て欲しい。